職人の手と心で紡ぎ出す
岡下の素麺
岡下製麺所のこだわり
手間を惜しまず
48時間じっくり。
手延べの発祥として名高い三輪素麺。48時間かけてじっくり仕上げ、12もの工程からなる手延べ製法は、徹底した品質管理の元、今なお伝統を守り受け継がれています。すべての工程に職人の手が加わり、天候や湿度を見極め丹精込めて作られる素麺は、コシがありつるりとした喉越しに。天川村に1年のうち90日間訪れる極寒の頃、霊峰 大峯山系から湧き出る清水で作り上げられる岡下の素麺は、より一層の旨味を増します。完成した素麺はすぐに出荷せず熟成。
こね具合が一番の肝。
職人の心が宿る
伝統的な手延べ製法の一番の肝は、こね具合。48時間かけて作り上げる三輪素麺は、当日のみならず、翌日の天候や湿度を見極め生地をこね上げます。天川村の誇る、自然豊かな美しい空気と清らかな水の恵みを活かした岡下の素麺作り。そこには、熟練した職人の感性と長年の勘が冴え渡ります。長くこねればいいわけじゃない。つきっきりでこね具合を見極めながら、肌で感じた気候の変化に合わせ水と塩を加減し、目と手と心で練り上げられる岡下の素麺。
素麺は水が命。
古から賜る湧水の恵み。
大峯山系から湧き出る天の川に加え、豊富な清水をたたえる名水百選に選出された「泉の森」「神泉洞」「ごろごろ水」からなる洞川湧水群。古来より修験者と天川村に暮らす人々に恵みを与えてきたこれらの湧水は、親しまれ信仰あつく、今日に至るまで大切にされています。厳寒の頃、その清らかな水と澄んだ空気の元で作られる岡下の素麺は、美しい細さを保ちながらもコシのある、旨味が閉じ込められた「天の川糸」となります。